专利摘要:

公开号:WO1992006528A1
申请号:PCT/JP1991/001289
申请日:1991-09-27
公开日:1992-04-16
发明作者:Kosei Nakamura;Yoshiyuki Hayashi;Hideki Oka
申请人:Fanuc Ltd;
IPC主号:H02K9-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 回転体の冷却装置 技術分野
[0002] 本発明は、 一般的に回転体の冷却装置に関 し、 特に、 工作 機械の主軸冷却装置に関する。 そ して、 本発明による工作機 械の主軸冷却装置は、 電動機のロータを直接取り付けた形式 の主軸の冷却装置に好適に適用する こ とができ る。 背景技術
[0003] 工作機械の主軸の一部に電動機のロータを直接取り付け、 主軸を包囲する主軸ハウ ジ ングに上記ロータを囲繞する ステ 一夕を配置した組込型電動機 (以下、 ビル ト イ ンモータ と呼 ぶ) を回転駆動源と して備えた主軸が知られている。 この種 の主軸においては、 電動機のロータから発生する熱は直接主 軸に伝達されて主軸が高温にな り、 主軸の剛性や主軸に装着 したワーク等に影饗を及ぼす危惧があるため、 一般に冷却空 気を吹き付けたり、 工業油等の冷却液をかけた り して主軸を 冷却 している。 しか しながら、 冷却空気を主軸に直接吹き付 ける方法では、 主軸の回転によ り風切り音が発生する問題が あ り、 また、 冷却液を直接かける方法は冷却液の後処理に対 する問題を有する。 発明の開示
[0004] 本発明は、 上記の ビル トイ ンモータを備えた主軸ばかりで な く 、 過大な熱伝達を被る環境下にある回転体を、 効率良く 、 かつ簡易な構成によ り冷却する冷却装置を提供する こ とを目 的とする。
[0005] 上記目的を達成するために、 本発明は、 回転体を包囲する ハウ ジ ングの内周面に固着される と と も に、 上記回転体の外 周面との間に所定の隙間を介 して設け られ、 上記回転体の軸 線方向と同一方向に磁化された永久磁石からなる環状部材と、 こ の環状部材と上記回転体との間に形成される上記隙間に充 塡される と と もに、 上記環状部材の磁力によ り上記隙間に保 持され、 液体に磁性粉末を混入させてなる磁性流体と、 上記 環状部材を冷却する冷却手段とを具備し、 上記回転体から発 生する熱を、 上記冷却手段によ り上記環状部材及び上記磁性 流体を介 して吸熱し、 以つて回転体を冷却する こ とを特徵と する回転体の冷却装置を提供する。
[0006] さ らに本発明は、 電動機のロータを直接取着した工作機械 の主軸を冷却するための主軸冷却装置であって、 主軸の外周 面との間に所定の環状室を有して主軸を包囲する主軸ハウ ジ ングと、 上記環状室内において上記主軸ハウ ジ ングの内周面 に固着される と と もに、 上記主軸の外周面との間に所定の隙 間を介 して設け られ、 上記主軸の軸線方向と同一方向に磁化 された永久磁石からなる環状部材と、 こ の環状部材と上記主 軸との間に形成される上記隙間に充塡される と と もに、 上記 環状部材の磁力によ り上記隙間に保持され、 液体に磁性粉末 を混入させてなる磁性流体と、 上記環状部材を冷却する冷却 手段とを具備 し、 電動機のロータから上記主軸に伝達する熱 を、 上記冷却手段によ り上記環状部材及び上記磁性流体を介 して吸熱する こ とを特徵とする工作機械の主軸冷却装置を提 供する。
[0007] 本発明の好適な実施態様によれば、 上記冷却手段は、 上記 環状部材に近接 して上記ハウ ジ ング又は上記主軸ハウ ジ ング 内部に形成され、 冷却液体を通す冷却液流路手段からなる冷 却装置が提供される。
[0008] 磁性流体は、 永久磁石から成る環状部材の磁力によ って環 状部材と回転体又は主軸との隙間に保持されるため、 回転体 又は主軸はその回転中においても磁性流体と接触状態を維持 でき、 磁性流体との間で良好に熱伝達が行われる。 同時に磁 性流体は、 環状部材に常時接触しており 、 磁性流体から環状 部材へ同様に熱伝達が行われる。 したがって、 回転体又は主 軸の熱は、 磁性流体及び環状部材を介 して冷却手段によ り吸 熱され、 回転体又は主軸が冷却される。 図面の簡単な説明
[0009] 本発明の上記及び他の目的、 特徵、 及び利点を、 添付図面 に示す実施例に基づいて説明する。 同添付図面において : 図 1 は本発明の実施例による工作機械の主軸冷却装置の縦 断面図である c 発明を実施するための最良の態様
[0010] 図 1 を参照する と、 工作機械の主軸 1 0 は、 主軸駆動モ一 夕 と して組込型の ビル ト イ ンモータを備える。 主軸 1 0 の後 端側には、 ビル ト イ ンモータのロータ 1 2が直接取着され、 主軸 1 0 を包囲する主軸ハウ ジング 1 6 にはロータ 1 2 を囲 繞してステ一夕 1 4 が設置される。 したがって、 ビル ト イ ン モー タの回転出力は直接主軸 1 0 から取り 出され、 主軸 1 0 の先端に装着された工具又はワーク (図示せず) を回転させ る。
[0011] 上記構造を有する主軸 1 0 は、 ビル トイ ンモータのロータ 1 2 から発生する熱が直接伝達されるために高温となり、 主 軸自体の剛性や主軸先端に装着した工具又はワーク に影響を 及ぼす危惧があるため、 本発明に係る冷却装置によ り効果的 に冷却される。
[0012] 本発明の実施例による主軸冷却装置は、 図 1 に示したよ う に、 主軸 1 0 の外周面との間に適宜な隙間を介 して主軸 1 0 を囲繞するよ う に設け られる と と もに、 ステ一夕 1 4 よ り も 前側の位置で主軸ハウ ジング 1 6 の内周面に固着される環状 部材 1 8 と、 主軸 1 0 と環状部材 1 8 との間に形成された上 記隙間に充塡される磁性流体 2 0 と、 主軸ハウ ジ ング 1 6 に 設け られる冷却液流路 2 2 とを具備する。 環状部材 1 8 は永 久磁石からなり、 主軸 1 0 の軸線方向と同一の厚さ方向に磁 化されている。 磁性流体 2 0 は、 例えば酸化鉄の微粒粉末を 水や鉱油等の液体に混入させたものであ り、 磁性体及び液体 の両特性を合わせ持つ。 したがって磁性流体 2 0 は、 環状部 材 1 8 の磁力によ り主軸 1 0 と環状部材 1 8 との隙間に保持 され、 主軸 1 0 の回転の如何に関わらず常に主軸 1 0 及び環 状部材 1 8 に接触している。 冷却液流路 2 2 は、 主軸ハウ ジ ング 1 6 内部にて、 ステ一夕 1 4及び環状部材 1 8 の固着部 分に近接 して配置され、 冷却液体を流通させる。 好ま し く は 冷却液流路 2 2 は、 主軸ハウ ジ ング 1 6 の長手方向に沿って 複数本設け られ、 そのそれぞれが先端部において連通路 2 2 a によ り連通される。 この場合いずれの冷却液流路において も、 冷却液体の流動方向は任意に決める こ とができ る。
[0013] 上記構成の主軸冷却装置によれば、 主軸 1 0 の回転時に ビ ル ト イ ンモー タ の ロ ータ 1 2 から発生 して主軸 1 0 の軸線方 向に熱伝導によ って伝わる熱は、 主軸 1 0 に直接に接触して いる磁性流体 2 0 に効率良く 伝達される。 同時に磁性流体 2 0 は、 環状部材 1 8 と も直接に接触しており、 磁性流体 2 0 に伝達された熱は環状部材 1 8 にも効率良 く 伝達される。 そ して環状部材 1 8 は、 冷却液流路 2 2 を流れる冷却液体によ つて効率良 く 吸熱冷却される。 こ のよ う に、 回転体である 口 一夕 1 2並びに主軸 1 0 と、 静止体である冷却液流路 2 2、 主軸ハウ ジ ング 1 6 、 並びに環状部材 1 8 との間は磁性流体 2 0 によ って熱的に常時連結されており 、 熱伝達率を低下さ せる空気の層を介在させていないので効果的な冷却が可能と なるのである。
[0014] また、 本実施例では、 ビル ト イ ンモータのステ一夕 1 4 の 発熱は、 主軸ハ ウ ジ ン グ 1 6 を伝導 してやはり冷却液流路 2 2 内の冷却液体によ り吸収される。 したがって、 本実施例に よる主軸冷却装置は、 ロータ 1 2 の発熱を主軸 1 0 を介して 吸熱する と共に、 ステ一夕 1 4 の癸熱も同 じ冷却液流路 2 2 を流れる冷却液体によって同時に吸熱する こ とができ、 簡単 な構造によ り ビル ト イ ンモータのロータ及びステ一夕の冷却 を同時に実施でき る効果がある。
[0015] 以上の実施例の説明から明らかなよ う に、 本発明によれば ビル ト イ ンモータを備えた工作機械の主軸等、 熱伝達を被る 回転体を、 簡単な構造によって効果的に冷却する こ とができ る。
权利要求:
Claims請求の範囲
1. 回転体を包囲するハウ ジ ングの内周面に固着される と と もに、 前記回転体の外周面との間に所定の隙間を介 して設 け られ、 前記回転体の軸線方向と同一方向に磁化された永久 磁石からなる環状部材と、
該環状部材と前記回転体との間に形成される前記隙間に充 塡される と と もに、 前記環状部材の磁力によ り前記隙間に保 持され、 液体に磁性粉末を混入させてなる磁性流体と、 前記環状部材を冷却する冷却手段と、
を具備し、 前記回転体から発生する熱を、 前記冷却手段によ り前記環状部材及び前記磁性流体を介して吸熱 し、 以つて前 記回転体を冷却する こ とを特徴とする回転体の冷却装置。
2. 前記冷却手段は、 前記環状部材に近接 して前記ハウ ジ ン グの内部に形成され、 冷却液体を通す冷却液流路手段から なる請求項 1 記載の回転体.の冷却装置。
3. 電動機のロータを直接取着 した工作機械の主軸を冷却 するための主軸冷却装置であって、
前記主軸の外周面との間に所定の環状室を有 して該主軸を 包囲する主軸ハウ ジ ングと、
前記環状室内において前記主軸ハウ ジ ングの内周面に固着 されろと と もに、 前記主軸の外周面との間に所定の隙間を介 して設け られ、 該主軸の軸線方向と同一方向に磁化された永 久磁石からなる環状部材と、
該環状部材と前記主軸との間に形成される前記隙間に充填 される と と もに、 前記環状部材の磁力によ り前記隙間に保持 され、 液体に磁性粉末を混入させてなる磁性流体と、
前記環状部材を冷却する冷却手段と、
を具備し、 電動機のロータから前記主軸に伝達する熱を、 前 記冷却手段によ り前記環状部材及び前記磁性流体を介して吸 熱する こ とを特徵とする工作機械の主軸冷却装置。
4. 前記冷却手段は、 前記環状部材に近接して前記主軸ハ ウ ジ ング内部に形成され、 冷却液体を通す冷却液流路手段か らなる請求項 3記載の工作機械の主軸冷却装置。
5. 前記冷却液流路手段は、 前記ロータを囲繞して前記主 軸ハウ ジングに設置された電動機のステ一夕の周辺に延びる 請求項 4記載の工作機械の主軸冷却装置。
6. 前記冷却液流路手段は、 前記ステ一タ の周辺に延びる よ う に設け られ、 かつ周方向に相互に分散配置された複数の 冷却液流路からなる請求項 5記載の工作機械の主軸冷却装置
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US6129524A|2000-10-10|Motor-driven centrifugal air compressor with axial airflow
KR100720350B1|2007-05-21|전폐 외선형 전동기
KR100414403B1|2004-01-07|전폐형 구동 전동기
US7323796B2|2008-01-29|Motor-driven tool
US9132542B2|2015-09-15|Power tool
EP1621293B1|2010-12-29|Power tool
DE60110009T2|2006-03-09|Wechselstromgenerator für Fahrzeuge
DE10259047B4|2006-03-02|Zentrifugalflüssigkeitskühlsystem für einen Elektromotor
JP4082359B2|2008-04-30|回転電機の冷却構造
EP0331559B1|1991-05-29|Ensemble constitué par un ralentisseur électromagnétique et par ses moyens d'alimentation électrique
US4980588A|1990-12-25|Water-cooled vehicle generator
US5088362A|1992-02-18|Drive for workpiece spindle of machine tool
US5798586A|1998-08-25|Liquid cooled A.C. generator for use in vehicle
EP0413829B1|1993-12-01|Through type motor
KR100427442B1|2004-07-23|프론트로딩세탁기용구동장치
EP2541737B1|2018-12-05|Electrical machine
JP4487836B2|2010-06-23|電動工具
JP2004007869A|2004-01-08|電動工具用ブラシレスモータ
US4133230A|1979-01-09|Machine tool
US4510409A|1985-04-09|Heat insulation and heat dissipation construction for flat electric rotary machine
KR100732922B1|2007-06-29|자기 히터
US9893588B2|2018-02-13|Motor housing with cooling channel and resin injected winding ends for improved heat transfer
KR101672182B1|2016-11-04|통합형 비스코스 클러치
JP4293185B2|2009-07-08|磁気軸受装置
US6909207B2|2005-06-21|Electric tool and its insulating method
同族专利:
公开号 | 公开日
EP0502216A1|1992-09-09|
JPH04138050A|1992-05-12|
EP0502216A4|1993-03-31|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS5475006A|1977-11-28|1979-06-15|Toshiba Corp|Rotary machine cooler|
JPS5637493A|1979-09-03|1981-04-11|Matsushita Electric Ind Co Ltd|Heat transfer device|
JPS57122648A|1981-01-21|1982-07-30|Hitachi Ltd|Rotary electric machine|
JPS59179460U|1983-05-18|1984-11-30|||US5670835A|1993-10-20|1997-09-23|J.M. Voith Gmbh|Cooling apparatus for an AC generator|JPS57138839A|1981-02-18|1982-08-27|Hitachi Ltd|Rotary electric machine|
JPS6216788B2|1982-12-24|1987-04-14|Mitsubishi Electric Corp||
US4674109A|1984-09-29|1987-06-16|Kabushiki Kaisha Toshiba|Rotating anode x-ray tube device|
US4592557A|1985-02-07|1986-06-03|Iversen Arthur H|Liquid cooled rotating seals|
DE3824104A1|1987-07-17|1989-01-26|Koyo Seiko Co|Ferrofluid-dichtung|DE4232322A1|1992-09-26|1994-03-31|Kessler Franz Kg|Kühleinrichtung für einen Asynchronmotor|
法律状态:
1992-04-16| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US |
1992-04-16| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE IT |
1992-05-27| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1991917022 Country of ref document: EP |
1992-09-09| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1991917022 Country of ref document: EP |
1994-02-11| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1991917022 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]